これから美容室の開業を検討している方や、既に開業してさらに売上を伸ばしていきたいオーナー様にとって、「税理士を雇うべきか」は大きな悩みの一つだと思います。
インターネットでは「美容室に税理士はいらない」という記事もありますが、今回は税理士を雇うメリットと選び方を詳しく解説します。
美容室の経営には税理士が必要
税理士や公認会計士と顧問契約を行えば、当然月額の顧問料金が発生します。それでも成功している多くの美容室が税理士を採用しているのはなぜでしょうか?
それは美容師が「美容のプロ」であるのと同じく、税理士は「税務のプロ」だからです。
「まだ規模が小さいし、税理士はもっと大きくなってから」と考える方もいると思いますが、開業融資や青色申告特別控除など規模に関わらず税理士を必要とするタイミングはあります。美容室の本業でしっかりとお金を稼ぐために、経営に必要な税務面はプロである税理士に任せる美容室が多いです。
美容室が税理士を雇うメリット
1. 美容室の事業やサービスに専念できる
美容室はサービス業ですのでお客様の満足度が一番重要になります。美容室を一人で経営する場合、お客様のサービスに加えて店内の掃除や仕入れ、広告による集客など美容室オーナーにかかる負担はかなり大きいです。なれない経理業務などで本業のお客様サービスを疎かにしないために、プロの税理士にお任せするオーナーが多いです。
2. 美容室の開業融資がスムーズに
美容室を開業する際には1,500~3,000万円程度の開業資金が必要と言われています。これらの資金全額を自分で用意するのは難しいので、金融機関からの融資を検討するオーナーが多いです。税理士に相談することで提出書類の作成や融資面談など手厚くサポートをしてくれるので、スムーズに開業資金を調達することが出来ます。
3. プロに任せた方が費用対効果は高い
先述したように美容室のオーナーは多忙であり、経理業務は素人の方がほとんどです。税務申告など経理業務は多岐にわたり、素人には難しくミスも増えますので、トータルで考えるとプロの税理士に任せた方が費用対効果は高くなるケールが多いです。
4. トラブルや経営について安心して相談できる
プロの税理士にお願いすることでトラブルを未然に防ぐことができ、仮に人為的なミスで税務署などから連絡が来た際も、相談し解決することが可能です。また、税理士は業務上、店舗の経営状況を誰よりも把握しています。美容室専門の税理士を雇うことで、美容室で起きる問題・経営について何でも話せる心強い相談相手にもなります。
税理士・税理士事務所の選び方
1. 相場に合った料金設定
税理士費用は「顧問料」「記帳代行料」「融資・経営資料作成料」などがあげられます。これらの料金は税理士事務所の規模やエリアによっても変わります。税理士を決める際には複数の税理士事務所で受けたいサービスの見積もりをとることが重要です。また、打ち合わせの際に「訪問料金」が発生するなど、細かい料金体系は税理士事務所によっても違うので見積もり時に確認することも重要です。
2. 困ったときに相談しやすい
最近ではZOOMなどオンラインで手軽にミーティングが可能になりましたが、困ったときに顔を合わせて相談ができるという点で、オフィスの近い税理士事務所は選択肢の一つになります。また、近いエリアの税理士を選ぶことで地方銀行や助成金など地域性の高い、自社に役立つ情報が得られやすくなるというメリットもあります。
3. 美容室の経営を熟知している
税理士・税理士事務所にはそれぞれ得意・不得意なジャンルがあります。例えば「資金調達」と言っても職種によって方法は変わりますので、すべての税理士で美容室に対する的確なアドバイスをもらえるわけではありません。
大抵の税理士事務所は自社のホームページ内で得意分野やその分野での実績を公表しているので、美容室を得意とした税理士の実績を見比べて選ぶことが重要です。
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