定期同額給与 ②事前確定届出給与<税務の窓> 定期同額給与 ②事前確定届出給与<税務の窓>

定期同額給与

【② 事前確定届出給与】

役員にまとまったお金を賞与的に出したいとなると、定期同額ではないので損金(経費)となならない

ただし、この事前確定届出給与として支給すれば、同様の経済的効果(臨時的に年2回支給住宅ローンのボーナス返済時に支給)を可能とします

 

事前確定届出給与とは

「その役員の職務につき、所定の時期に確定額を支給する旨の定めに基づいて支給する給与であって、定期同額給与及び利益連動給与を除くものである(法方34条1項2号)」

とあります

事前確定届出給与とするためには、その名の通りの要件がある

  • 事前に
  • 確定していて
  • 届出ること(同族会社に該当しない法人が定期給与を支給しない役員に対して支給する給与については届出不要)

こちらも定期同額給与同様の利益調整、恣意性の介入の排除を目的として要件となっている

業績がよくなってきたので、支給する前に決めて届け出ればOKという要件ではありません。ではいつまでに届け出ればいいのかというところが気になります

大まかには事前確定届出給与を株主のみんなで決めてから1か月以内

わかりやすく書きましたが雑過ぎるので下記に丁寧書きます

 

届出期限

  • 事前確定届出給与に係る株主総会等の決議をした日及びその決議をした機関等*
  • 事前確定届出給与に係る職務の執行を開始する日

 

イ、上記1、2、のいずれか早い日から1月を経過する日

ロ、会計期間4月経過日等*

イロのうちいずれか早い日

例)

4月決算

定時株主総会6月20日

 

1・7月20日

2・7月20日

イ・7月20日

ロ・8月31日

結果 7月20日までに届出します

 

・新規で設立した法人は設立後2月を経過する日が届出期限となります

・臨時改定事由が生じた場合は生じた日から1月を経過する日

 

届出通り支給しなかった場合どうなるのか

損金不算入となります

届け出た金額以内ならOKとかではなく届出通りに支給しなければ多くても少なくても全額損金不算入です

役員給与として毎月定期同額部分を否認するものではありませんので定期同額部分は損金となります

 

ここで疑問

ボーナス的なイメージ考えると事業年度2回の支給を想定しているケースが多いかと思われる

1回目は届出通り、2回目は違うケースはどうなるか

1回目2回目の合計全額が損金不算入となる

これは職務執行の期間を一つの単位として判定すべきとの考え方によるものである

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